好かれなくてもいいければ、嫌われたくはないものです。『顔』…顔は本当に大事です。「顔色が良いね」、「顔色が悪いね」などと人は「顔の色」を見て相手の体調やコンディションを分かろうとします。人は、顔を見て相手のことを判断します。そんな大事な顔が、真っ赤な赤ら顔だったら…どうしますか?
私は3年前から『酒さ』という大変治りにくいお肌の病気を患っています。「顔が赤いなぁ…」という日が半年以上続き、病院に行ったところ酒さと診断されました。酒さは現時点で原因も治療方法も謎なのです。「治したい!」と強く念じながら3年間、色々なことを試す日々が続きました。しかし…何一つ、効果がありませんでした。それが原因で、私は自分の顔を見られることや、人と直接会って話をすることが出来なくなってしまい、お仕事を辞め、引きこもりになりました。ファンデーションやマスクで隠そうとも思ったのですが、ファンデーションでは酒さの炎症は隠しきれませんし、マスクもずっと付けているわけにはいきません。酒さという病気は、「治すこと」も「隠すこと」もできない病気なのです。
たくさん涙を流しました。たくさん自分の運命や宿命を恨みました。だけど、生きている限り、また明日がやってきます。生きていかなければいけないのです。お仕事もしなければ、生活できなくなってしまいます。
私は、完全に諦めました。酒さを治療すること、酒さは治すことが出来ると信じること、そのすべてを、私は諦めました。すると、とても不思議なのですが、心が軽くなったと言いますか、すごく楽になれました。
今も私の顔は酒さによって真っ赤に炎症を起こしています。しかし、私はファンデーションもマスクもせず、そして「周りの目も気にせず」毎日を過ごしています。自分のたった一回の人生ですので、私はこうして前向きに生きていこうと思います。