顔が赤くなって人前に出るのを躊躇ってしまうといった経験はありませんか?アレルギーや日焼けと思い、つい放置してしまう方が多いと思います。実はそれ、酒さという厄介な肌の病気かもしれません。今回は酒さの治し方の1つ、薬での治療について密着します。

1.酒さって一体どんな病気なの?

酒さは原因不明の進行性疾患です。毛細血管の拡張や極端な温度の変化、日光等によって顔が赤くなります。火照りや乾燥が酷くなるため、顔のケアを行う時に一苦労します。日頃の生活習慣次第で良くも悪くもなってしまうので、適切な治療や予防を行わないといけないです。

2.酒さを治すための薬とは

酒さの治し方の1つに薬による治療が挙げられます。ここでは、どういった治療薬があるのか紹介していくので、参考になれば幸いです。

(1)メトロニダゾール

抗生物質の効きにくい感染症の治療に有効です。海外では、酒さの塗り薬として、よく用いられています。吸収性に優れているのが大きな特徴と言えます。胃潰瘍等の飲み薬にも用いられているため、知っている方も多いのではないでしょうか?

(2)アゼライン酸

こちらもメトロニダゾール同様、海外で酒さの塗り薬として、よく用いられていることで有名です。ニキビの生成を抑えることでも知られており、普段の肌のケアを行う上で役立ちます。

(3)プロトピック

アトピー性皮膚炎の治療に用いられる塗り薬です。日本では、酒さの治療を行う上でよく処方されています。炎症を抑える効果がありますが、長期に渡って用いると悪化する可能性が高いです。使用する場合、短期間の使用で留めるのが鉄則と言えるでしょう。

(4)ミハルバソゲル

アメリカで認可された酒さの治療薬で血管の収縮を促します。それにより、顔の赤みを改善してくれます。

(5)過酸化ベンゾイル

ニキビの治療薬として用いられています。強力な殺菌作用が特徴的な新薬です。普段からニキビ対策を行っている方はご存じなのではないでしょうか?

(6)ミノマイシン

テトラサイクリン系の抗生物質でブドウ球菌等あらゆる細菌の働きを抑える効果を持っています。腫れや痛みを抑えるため、ニキビや酒さの治療薬としても有効です。

(7)ビブラマイシン

こちらもミノマイシンと同様、テトラサイクリン系の抗生物質です。赤みや腫れ等の症状を抑える効果があるため、酒さの治療に用いられます。

3.薬での治し方に関する注意点

薬での治し方を選択する際、いくつかの注意点が存在します。ここでは、それについて触れていくので、酒さの治療の行う上で気を付けて頂けたらなと思います。

(1)日本では認可されていない薬がある

メトロニダゾールやアゼライン酸といった治療薬は酒さの症状を抑えるのに優れていますが、日本では認可されていないため、入手するのに一苦労です。なので、ある程度の費用がどうしてもかかってしまいます。

海外の酒さの治療薬は個人輸入でも入手できますが、その業者が信用できるとは限りません。皮膚科で適切な治療を受けるようにしましょう。

(2)副作用が起きる可能性がある

吐き気や乾燥肌等の副作用を起こす可能性もゼロとは言い切れないです。高齢者や妊婦といった方は注意する必要があります。

(3)あくまで症状を抑えるというのを頭に入れる

進行性の病気であるため、治療と言うより、症状の進行を遅らせると捉える必要があります。薬だけでなく、日焼け止めを普段から行う、温度調整を心掛けるといったことも行わないといけないです。

4.酒さの治療薬の特徴を理解した上で治療を進めていきましょう

酒さは進行性の病気である程度症状が進んだ段階で気付くということも少なくないです。薬での治し方は酒さの症状を抑えるのに有効な手段と言えます。日本で認可されていない薬を個人輸入で入手するのはリスクが高いので、お近くの皮膚科に相談することをおすすめします。