肌に悩みがある時は誰しも「鏡を見るたびに憂鬱な気分になる」と言いますが、赤ら顔の場合は、頬が熱く火照ったり、何かに刺激を受けているようなチリチリとした痒みを伴う不快感があり、鏡を見なくても自分の肌が今どのような状態か、嫌でも思い出させてしまいますね。
なんとか少しでも改善したくて、化粧水や洗顔料を変えたり、高級クリームを使ったり、様々なスキンケアを試す人が多いと思います。でも、本当に必要なことは何だと思いますか?何かを良くしたいと願う時、人はどうしても「する」方にばかり気持ちが向きがちですが、実は、赤ら顔のスキンケアにおいては、大切なことは3つの「しない」が重要なルールになるのです。「何もしないで良くなるはずなんてない!」そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、「〇〇しない」ことを努力「する」のです。
では、具体的に何を「しない」のか見ていきましょう。

【ルールその1・擦らない】

酒さと赤ら顔の悩み

赤ら顔の原因は、生まれつきの体質によるものから後天的なものまで色々と考えられますが、肌バリアが弱くなり、皮膚が薄くなっていることが考えられます。それはいわゆる敏感肌の状態と言えるでしょう。
さて、日常のスキンケアの場面で、肌を擦るという動作が何度出てくるでしょうか。
思い返してみてください。顔を洗うシーン、メイクをする方ならファンデーションを塗るシーン、メイクを落とすシーン。
ここで注意していただきたいのは、ゴシゴシ擦ることだけが擦ることではないということです。敏感になった肌にとっては、少し力を加えて指で撫でることや、ファンデーションをパフで滑らせることは、タワシで擦るくらいの大きな刺激になると思いませんか?
ご自分では力を加えているつもりが全くなくても、長年の癖や無意識で、必要以上に力が入っている可能性があります。
洗顔料はしっかりと手の上で泡立てる。決してお顔の上で擦ることによって泡立ててはいけません。
リキッドファンデーションはなるべく避け、パウダーファンデをパフでポンポンと乗せるイメージでつけましょう。力を入れてスライドさせることは止めてください。
メイク落としは一度手のひらに伸ばし、じっくりと体温で温めたものをお顔に乗せましょう。

【ルールその2・付けすぎない】

酒さと赤ら顔の治し方
赤ら顔に効く成分としてビタミンC誘導体が挙げられますが、これはビタミンCによる抗酸化作用により、肌の炎症を鎮めるという効果があります。
ビタミンC誘導体は

  • リン酸パルミチン酸アスコルビル3Na
  • リン酸アスコルビン酸Na

この成分を含む化粧水やクリームがそれにあたります。
赤ら顔専用の基礎化粧品を使って改善を目指している方も多くいらっしゃると思いますが、果たしてその基礎化粧品には余分な成分は入っていないでしょうか?
防腐剤、アルコール、香料などはもちろんですが、植物エキスにも注意が必要です。
例えば、イランイラン花油、ハトムギエキス、バラ油…、響きはどれも体に優しそうなイメージですね。植物そのものは漢方にも使われているものなので、害は無さそうなイメージですが、実は植物にアレルギーを持っている人も多いと言われています。
あなたの赤ら顔の原因が、先天性でもなく肌バリアでもなく、良かれと思って使っているスキンケアの植物エキスによってアレルギー症状が出ているだけ、などということも、可能性はなくはないのです。
肌荒れに悩んでいる時は、早く治したくて藁にもすがる思いで、良いと聞いたスキンケア商品は片っ端から試したくなる気持ちは分かりますが、何をつけてもピリピリする状態などでは、良くなるはずがありません。
敏感肌にはできる限りシンプルな処方のケアをすることをオススメします。
ビタミンC誘導体をどうしても取り入れたいという場合は、単体でイオン導入するのはいかがでしょうか。

【ルールその3・刺激しない】

酒さを治す方法

ニキビやアトピーからくる赤ら顔の場合、どうしても痒くなってしまったり、気になって無意識で触ってしまったりすることがありますが、言わずもがな良いことではありませんので、日頃から注意している人も多いでしょう。
ですが、手で触る以外にも、日常生活の中で肌への刺激になることは意外に多いのです。
例えばお風呂。シャンプーの泡が垂れてきて顔についてしまうことはありませんか?

シャンプーやトリートメントなどのヘアケア商品には界面活性剤が入っているものがほとんどですし、それはつまり食器用洗剤の泡が顔についた事と同じくらいの刺激を与えてしまうのです。トリートメントをつけた状態で半身浴をしている時、汗と一緒にトリートメント剤が額についてしまう可能性もあります。
髪を洗う時は泡が顔に触れないように細心の注意をし、トリートメントをつけて時間を置きたい場合はシャワーキャップを付けること。そして、お風呂の一番最後に洗顔することが理想です。
また、お風呂上りにつける洗い流さないトリートメントも、寝ている間に髪が顔に触れて刺激になってしまいます。
日中ではスタイリングワックスをつけた髪が顔に触れることや、マスクや冬のマフラーが頬を擦ってしまうことなど、普段の生活の中には意外と肌への刺激を与えてしまうものが多いのです。
あまり神経質になるのもよくありませんが、工夫をして、できる限り肌に健やかな環境を与えられるようにしましょう。

【まとめ】

赤ら顔のスキンケアで最も重要な3つの「しない」ルールは、

  • 擦らない
  • 付けすぎない
  • 刺激しない

ささやかなことですが、これらを意識するのとしないのとでは大違いです。
まずは「しない」ことを徹底し肌本来の状態に戻すことで、本当の原因が見つけやすい状態になるかもしれません。
ぜひ今から試してみてくださいね。